ロボットと職人

職人イメージ

印鑑を作ろうとすると、時間が掛かるし値段も高い、という不満が出てくると思います。
しかし最近では、インターネットを使いさくっと注文ができる、注文してから2~3日で届く、そのうえ値段もお手頃、というのが普通になっています。

どうしてそんな簡単かつお手頃に印鑑を作成することができるのでしょうか?
スマートフォンからでもフルインターネットに繋げるようになった現代、通販が盛んになってきて、印鑑を販売している業者も通信販売で印鑑を販売できるようにネット店を出店しています。
その通信販売で売られている印鑑は、すべてロボット彫刻で作られているのです。
既存のフォントを用いて、ロボットに彫刻指示を出すと、なんと1本10分で出来上がってしまうのです。
これが早くて安い印鑑の正体です。

しかし、ロボット彫刻で作られた印鑑には欠点もあります。
それは、ロボットが作っているため、同じ書体の印鑑が作られてしまうという事です。
最近の取引では、ロボット彫刻で作られた印鑑を使う事ができます。
誰にでも同じ印鑑を作ることができてしまうのだから、実印として安易に使われることはあまり良いこととは言えません。

実際、ロボット彫刻によって同じ印影の印鑑で、不正な預金引き出しが行われてしまうケースがあるのです。
職人の手で作られる世界で一つだけの印鑑は、使う人の利便性や安全性を考えて、伝統の技術を駆使して手彫りし、機械の手も借りて、仕上げまできっちりと行います。
もちろん時間と金銭面はロボット彫刻より掛かってしまいますが、職人が腕によりをかけた印鑑を作ってくれます。

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